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パチンコ業界にも上場の動き拡がる
パチンコホール運営会社準大手のピーアーク(東京・足立)が29日、ジャスダック証券取引所に上場申請しました。取引所の審査を通れば、2006年4月にも上場が実現する見通しです。全国展開する大手のダイナム(東京・荒川)も来年1月にも上場申請する見込みで、両社を突破口に上場の動きが拡がる可能性が指摘されています。
パチンコホールの上場は、オンラインカジノに置き換えるならカジノ運営会社の上場に相当し、ちょうど32Red Online Casino(32レッドオンラインカジノ)が良い例でしょう。32Red Online Casino(32レッドオンラインカジノ)は2005年9月にロンドン市場に上場、ソフトウェアプロバイダーのPlayTechの上場は時間の問題と言われており、オンラインカジノ業界の上場の流れは加速しています。 とはいえ、ランドカジノであるパチンコホールとオンラインカジノとは単純に並列して議論することはできません。上場によって得られる資金をどのように活かすのか、パチンコホールであれば店舗数の拡大と非常にわかり易い資金の流れがある一方で、オンラインカジノの場合は店舗数という概念が無く資金の活用方法が不透明です。一つの運営会社が異なる名称のカジノを運営することが多々あります。これらのカジノは衣替えをしただけという意味でスキンカジノと呼ばれていますが、スキンカジノの増加はパチンコホールの拡大と違い、顧客増への決定打にはなっていません。 また上場によって企業が買収され、信頼性・公平性が変動するリスクをどう回避するのかという問題もオンラインカジノには潜んでいます。特にソフトウェアプロバイダであればこれは非常に重要な問題です。 2005年に引き続き、2006年もまた、オンラインカジノ業界、日本のパチンコ業界含めて世界のギャンブル産業の上場の動きは大きく加速することは間違いないでしょう。それによって生まれる潤沢な資金が我々プレイヤーにどのような恩恵をもたらすのか、注目です。
(2005年12月31日 16時07分 オンラインカジノ新報)
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